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2004.2.27

朝6時起床。
CHACHA、興奮のあまり眠れず。

8時ちょうど発のリムジンバスで関西空港へと向かう。
途中で運転手さんが「クラッチがダメになりました」と事務所に連絡を入れる。
CHACHA、危険を察知し、大興奮で泣きわめく。
おだまり、CHACHA。
運転手さんは信号で止まるたびに「あー、あかん」「うー」と独り言を言い続ける。
その独り言はマイクを通じて乗客全員に筒抜け。
それを聞き続けたCHACHAは震えが止まらず、鞄の中に緊急避難。

登校中の女子高生に熱い視線を送る、CHACHA。
関空に無事到着。
がしかし、CHACHA、間違って北ウイングに行く。
「あなたの乗る飛行機は南ウイングです」と係員の人に教えられる。
JALのカウンターでお姉さんのいう事を聞かなかったからだよ。
CHACHA、今度は間違わずに南ウィングに到着。

「僕の乗る飛行機だね」
そうだよ、CHACHA。
JALとタイ国際航空との共同運航でタイ国際航空に乗るんだよ。
CHACHA、機内食は絶対トム・ヤム・クンだと言い張る。
機内でタイの出入国カードと税関申告書が配られる。
「僕の姓と名は?」
あなたの姓はCAT、名はCHACHAだよ。
「それじゃ、僕の職業は?」
決まってるでしょ。
会社員じゃない。
CHACHA、何だか不思議そう。

食前酒1
CHACHA、スチュワーデスさんから赤ワインとおつまみのあられを貰う。
食前酒2
CHACHA、ほろ酔い気分。
タイのビール、ビア・シンとまたおつまみのあられを貰う。
お待ちかねの機内食。
機内食はトム・ヤム・クンだと言い張ったCHACHA。
スチュワーデスさんに、「フィッシュorビーフ」と聞かれ、とても残念そう。
気をとり直して、ビーフを選ぶ。
気圧のせいでいつもより酔いのまわりが早い。
酔った勢いで「赤ワイン、プリーズ」
CHACHA、ろれつがまわってないよ。
    CHACHA、シャッチョウのざるそばまで横取りし、見事完食。
お楽しみの映画が始まる。
CHACHA、酔っ払っている為、映画を見てもストーリーが把握できず。
仕方がないので、独り大宴会を始める。
機内に持ち込んだ、さきいかとマヨネーズあられを食べる。
のどが乾いたので赤ワインを貰う。

かなり酔っ払ってきたのでタイのビール、ビア・チャーンを貰う。
泥酔の為、スチュワーデスさんから要注意ネコと思われ、以後マークされる。
「あなた、飲みすぎよ」とスチュワーデスさんに言われ、酔い覚ましに和菓子を貰う。
スチュワーデスさんの優しさに惚れ。
記念撮影して欲しいとせがむ、CHACHA。
わかった、わかった。
これでいいんでしょ。
CHACHA、ご満悦。
バンコク国際空港のドン・ムアン空港に到着。
これから入国審査なんだから、CHACHA、鳴くんじゃないよ。
狭い鞄の中に押し込められ、不機嫌なCHACHA。
無事入国審査完了。
シャッチョウ、自分の泊まるホテルの名前が言えず、しばし審査官と押し問答。
何とかシャッチョウを助け出し、荷物受取所へ。
預けた荷物がなかなか出てこず、CHACHA、少々苛立つ。
バーツへの両替を終え、いざ、バンコク市内へ。
「ハイヤーはどう?」
「タクシーは?」
声を掛けられるが、見向きもせずにバス乗り場へと急ぐ。
CHACHA、バス乗り場のアラブ系の人たちを見て、びびる。
「あのバスに乗るの?」
そうだよ、CHACHA。
エアポートバスという乗合バスでホテルの近くまで行くんだよ。
「僕、タクシーがいいな」
CHACHA、わがままは許さないよ。
CHACHA、『世界の車窓から』気分。
大都会のバンコクを見て、大興奮。
「あー、あれが有名なトゥクトゥクだ」
「あー、あの人がモーターサイのおじさんだ」
CHACHA、おとなしくしていないと乗り過ごすよ。
衣料品の卸街・プラトゥーナーム市場。
ごみごみした場所で、人の多さにビックリしたCHACHAは鞄に潜ったまま出てこず。
CHACHA、大丈夫だって、卸の街だから人が多いだけだよ。

そのプラトゥーナーム市場の隣りにあるホテルに到着。
三ツ星ホテルで1泊4,100円(朝食付き)。
部屋は34階。
部屋から望むバンコクを見て、改めて大都会だと感じる。
いざ、買い付けへと出陣。
「あの、運河ボートに乗るの」
あれには乗らないよ。
「僕、乗りたい」
おだまり、CHACHA。
スーパーで食料品を買い込む。
外に出るといつのまにか真っ暗。
その中でひときわ目立つプームを発見。
「プームって何?」
祠だよ。
朝から晩まで参拝客が訪れてお願い事をしていくんだよ。
CHACHA、両手を合わせて宝くじ高額当選を願う。
「僕、お腹がすいた」
うるさいネコだね。
CHACHA、子供のように騒ぎ出す。
周りの人から「食べさせてあげればいいのにね」という声が聞こえる。
仕方がないので、タイスキを食べにいく事にする。
「僕、トム・ヤム・クンがいい」
うるさい!!
今日はタイスキで我慢しな。
  あれだけトム・ヤム・クンを食べたいと叫んでいたCHACHAも、タイスキを目の前にして、早く食べたいと鍋に手をかける。
CHACHA、危ない!!
CHACHA、右人差し指を火傷。
だから言ったでしょ、火傷するって。

あと、ビール1本。
しめて、485バーツ(1,385円)